田島産業では、平成2年の開発当初から檜風呂に防水加工を行っています。
木の風呂の防水加工は簡単ではなく、幾度となく改良に改良を重ね、やっと現在の特殊防水加工技術が確立しました。
浴室は木にとって大変過酷な条件下にあります。
・濡れ、乾きの繰り返しからくる板の伸び縮みによる水漏れの発生
・木が濡れることで雑菌が繁殖し、さらに木の成分を養分としてカビやぬめりが発生。
・木の内部にまで雑菌が入り込むため、削ってもまた黒ずみが発生。
・当初は木の良い香りがするが、雑菌が繁殖すると雑菌の匂いとなる場合もある。
そのため、日々のメンテナンスや掃除がとても大変です。
檜風呂を導入しても、その掃除が大変だったり、すぐに水漏れしてしまってはせっかくの木材が勿体ないし使いづらい。
なんとか扱いやすく長持ちする檜風呂をご提供したい、との思いで田島産業では開発当初より“防水加工の檜風呂”ひとすじに製作しています。
下の写真は、上の浴槽と同等年数ご使用になられた、特殊防水加工の檜ユニットバス(田島産業製)です。
防水加工を施した檜風呂と無加工のものとの違いをご覧下さい。ほとんど黒ずみやカビが発生していないのがお解りいただけると思います。
現在田島産業では、お客様のお好みに合わせて2種類の防水加工をご用意しております。
1.特殊防水加工(屋内風呂向け)
2.ガラスコーティング(露天風呂向け)
特殊防水加工は、ガラスコーティングよりもさらに強力な防水コーティングで、ほとんどメンテナンスフリーでご利用いただけます。
木に水が浸透するのを最小限に抑えているため、浴槽の水気を拭き取るとすぐに乾き浴槽を清潔に保てます。
また、汚れやカビは木の内部に浸透せず、表面に付着するだけですので簡単に落とすことができます。
宿泊施設様や介護施設様では、メンテナンスが簡単でレジオネラ菌発生等を心配する事なく、浴槽を清潔に保てると大変ご好評をいただいております。
一般のご家庭でも、樹脂浴槽と同等のお手入れでご使用いただけるため、大変喜ばれております。
弊社は浴槽の木組みにもこだわりがあり、CLT工法を用いて製作しているため木の寸法安定性が大変高く、水漏れの心配も少ない檜風呂です。
CLT工法と特殊防水加工の二つの技術で、長く美しく清潔にご使用いただける次世代の檜風呂です。